こんにちは玉子です。
東京パラリンピック2020に出場予定だった柔道 北薗新光選手がトヨタ【e-palette】との“接触事故”により欠場することが報じられましたね。
柔道 北薗新光選手(視覚障害)は、東京パラリンピック2020出場のために5年間鍛錬を積んできたとのことで、残念無念な心のケアが気掛かりなニュースです…。
ここでは、選手村の敷地内で8月26日に”接触事故“を起こしたという、
- 柔道 北薗新光選手の病気(難病)や視力について
- トヨタ【e-palette】の最高速度/自動運転レベル/事故時の走行速度について
- トヨタ【e-palette】の障害者配慮とは?(設備)
- トヨタ【e-palette】の事故原因とは?
などについて調査してみましたよ。
それではみなさんも一緒に、東京パラリンピック2020欠場を余儀なくされた柔道81㎏級 北薗新光選手や、東京五輪2020の最高位スポンサー トヨタの【e-palette】について確認していきましょう!
柔道 北薗新光の病気(難病)や視力について
北薗新光の視力の難病はいつから?
2010年の19歳の頃、柔道 北薗新光選手の病気は難病指定されている「網膜色素変性症」と診断されたそうです。
「網膜色素変性症」とは、網膜部分に異常をきたす遺伝性、進行性の病気だそうですね。
網膜には、光を神経の信号に変える働きがあるそうです。
2011年の時点で、既に北薗新光選手の視力は「0.02」だったそうです。
一部抜粋
体の異変には、高校に入った頃から薄々気付いていた。
何でもない場所で転ぶことが増え、試合でも開始線が見えず戸惑うことも。
卒業後、4000人に1人とされる難病の網膜色素変性症と診断された。
視力は両目とも0・02で、視野はほとんど失われていた。
引用:http://deaf-life.blogspot.com/
※こちらの引用文は、2011年2月25日に読売新聞に掲載されていたという内容です。
予定通りに東京パラリンピック2020へ出場できていれば…
▽試合予定
#柔道 男子 81キロ級 1回戦第6試合
2021-08-28 10:42開始予定
🇯🇵日本 北薗新光 vs ドミトロ・ソロベイ ウクライナ🇺🇦 #tokyo2020 pic.twitter.com/fBlqoQOV8F— 日本パラリンピック委員会 (@paralympic_jpc) August 25, 2021
2021年8月28日に柔道 北薗新光選手は、ウクライナ ドミトロ・ソロベイと81キロ級の試合で対戦する予定でした。
北薗新光選手に遠藤義安監督は?
また、東京パラリンピック2020の欠場を決断せざるを得なかった柔道 北薗新光選手について、日本柔道男子 遠藤義安監督は次の通り述べられていましたよ。
一部抜粋
日本男子の遠藤義安監督が27日に明らかにしたもので、「5年間必死に頑張ってきたので本人が一番悔しいと思う。
調子が良かったので出させてやりたかった。残念」と悲痛な面持ちで語った。
ドクターとも相談のうえ、本人の意向もあって決めた。
オリンピック・パラリンピック出場選手の鍛錬は、並大抵ではない努力の積み重ねや、紆余曲折を乗り越えて辿り着く域だと思います。
選手の傍で指導される監督や、支援チームと歩んできた大会当日までの調整や努力を考えると胸が痛みます…。
柔道 北薗新光選手がトヨタ【e-palette】との“接触事故”で負ったケガについては、「頭部と脚の打撲」と報じられています。
体のケガは軽傷のようですが…心のケアが気になります。。
柔道 北薗新光選手の年齢は、2021年現在30歳です。(1991年2月17日生まれ)
3年後のパリパラリンピックに、挑戦することはできるのでしょうか?
先述した通り、「網膜色素変性症」は進行性の病気です。
もし、可能であれば…
東京パラリンピック2020の無念を晴らす北薗新光選手の雄姿を、観戦し応援できることを祈ります。
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トヨタ【e-palette】最高速度・自動運転レベル・事故時の走行速度とは?
トヨタ【e-palette】の最高速度とは?
一体、トヨタ【e-palette】の最高速度はどれくらいまで出せるのでしょうか?
一部抜粋
トヨタが過去に発表した「e-Palette 東京2020オリンピック・パラリンピック仕様」の情報によれば、1回の充電で約150kmの走行が可能。
定員は20名、車いすの場合 4名+立ち乗り7名。
最高速度は19km/hとなっている。
東京五輪2020の選手村では、トヨタ自動車のAutono-MaaS専用EV【e-Palette】が移動車両として活用され注目を浴びていました。
しかし、8月26日の“接触事故”以降は全面的に運航停止になりました。
まだ人の気配が感じられない大会前の選手村での走行テストは、入念に行われてきたようです。
“接触事故”は午後2時に起こったそうなので、明るい時間帯だったと思います。
選手村では、トヨタ自動車の自動運転バス「e−Palette」の走行テストが行われています。#選手村 #ePalette pic.twitter.com/gACpHzufuD
— 晴海地区情報 (@harumichiku) July 5, 2021
ただ、走行テストは夜間もしっかり行われていたようですよ。
選手村を走る自動運転バス「e−Palette」です。#ePalette #選手村 pic.twitter.com/eDbbipibqO
— 晴海地区情報 (@harumichiku) June 19, 2021
視力がある人とっては十分と感じる、暗闇でもしっかりと目立つ色のライトが取り付けられていますね!
ちなみに、選手村は公道という位置づけでなないそうです。
ちなみに、公道とは国や地方自治体が管理している道路です。
トヨタ【e-palette】は、私道(私有地?)で走行していたということになるのでしょうか?
選手村は街中に比べて人流がかなり少ないとはいえ、五輪選手や五輪関係者などの歩行者は行き交いますよねー。
そもそも、選手村での【e-Palette】利用は人の移動のために運行していたハズです。。
誰が管理している道なのかというよりも…
どういう状況で車を走行させるのか?ということの方が重要だと思います。
トヨタ【e-palette】の自動運転レベルとは?
東京五輪2020で利用されていたトヨタ【e-palette】の“自動運転レベル”は、どういう位置づけなのでしょうか?
一部抜粋
国土交通省によると、今回のeパレットの走行は、5段階の自動運転技術のうち、下から2番目の「レベル2」に相当する。
システムが人の運転を支援するという位置づけで、運転の主体はあくまで運転者だ。
安全運転に関する責任はシステムではなく運転者にあるという。
といっても、“自動運転レベル”とは何ぞや??と思い、調べてみましたよ^^
JAF公式HP「自動運転レベル」より一部抜粋
レベル 概要 運転操作の主体 レベル0
運転自動化なしドライバーが全ての運転操作を実行。 ドライバー レベル1
運転支援システムがアクセル・ブレーキ操作またはハンドル操作のどちらかを部分的に行う。 ドライバー レベル2
部分運転自動化システムがアクセル・ブレーキ操作またはハンドル操作の両方を部分的に行う。 ドライバー レベル3
条件付運転自動化決められた条件下で、全ての運転操作を自動化。ただし運転自動化システム作動中も、システムからの要請でドライバーはいつでも運転に戻れなければならない。 システム
(システム非作動の場合はドライバー)レベル4
高度運転自動化決められた条件下で、全ての運転操作を自動化。 システム
(システム非作動の場合はドライバー)レベル5
完全運転自動化条件なく、全ての運転操作を自動化。 システム
ちなみに、“レベル2”までは、「自動運転車」ではなく「運転支援車」と呼ばれるそうです。
トヨタ【e-palette】のデザインから受ける印象は、画期的で近未来的な要素を感じます。
しかし、「完全自動運転」として実用化するためには更なる開発が求められるようですね^^
個人的にはトヨタ【e-palette】を、新たな乗り物として期待している所もあるので今後が楽しみです♪
トヨタ【e-palette】の2021年8月26日 事故時の走行速度とは?
では、2021年8月26日に選手村で起こした“接触事故”時の トヨタ【e-palette】走行速度は何キロだったのでしょうか?
一部抜粋
豊田社長によると、丁字路を右折中のeパレットが横断歩道の手前で一時停止をした後、車内にいたオペレーターが安全確認をした上で手動操作で発進した直後に接触事故を起こした。
「たぶんスピードで1、2キロ。時間にして1、2秒の間に接触が起こった」という。
【パラ選手事故 トヨタ社長が謝罪】https://t.co/TT6K7HEpmd
東京パラリンピックの選手村で26日午後、柔道(視覚障害)の北薗選手が自動運転中の巡回バスに接触して軽傷を負った。事故を受け、バスを製造したトヨタ自動車の豊田章男社長は自社の情報発信サイトで「大変申し訳ない」と謝罪した。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) August 27, 2021
トヨタ自動車の豊田社長曰く、“たぶんスピードで1、2キロ。”とあります。
もしかしたら…
事故翌日に会見を行った豊田社長としては、事故現場との安全管理意識(危機管理)に温度差などあったのかも知れません…。
色々、思う所もあるのではないかと想像します。。
ただ、交通事故なので警察による現場検証は既に済んでいると思われますが、豊田社長の“たぶん”という表現は頼りない回答に感じました。
低速での接触事故 体験記
ご参考までに…
「時速1、2キロ程度の衝撃がどの程度か?」について、過去の個人的な体験を元に記したいと思います。
場所は民家の路地。
相手がタクシーで、こちらが自転車でした。
ほんの1、2秒程度の時間に起こった“接触事故”です。
こちらは停車している様に見えたタクシーの前を、一応気にしながら通り過ぎようとしたので止まる直前の鈍足で走行。
一方のタクシーの中では料金支払いを行っていたのか、運転手が後部座席に気を取られて振り返り、ブレーキペダルから足が浮いていたようです。
車と接触したのは幸いにもほとんど自転車でしたが…安全に乗れなくなるくらい自転車は一瞬で変形しました。
1、2キロとか、1、2秒とか…
数字で聞くと大したことない様に感じますが、徐行運転とされる30㎞の30分の1のスピードでも、なかなかの衝撃があるものですよ。。
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【動画】トヨタ【e-palette】の障害者配慮は?(設備)
酷な言い方かもしれませんが…
東京パラリンピック2020を欠場せざるを得なくなった柔道 北薗新光選手にしてみれば、人生の一部を狂わされたようなものではないかと思います。。
なぜ、選手村で“接触事故”は起こってしまったのでしょうか?
トヨタ【e-palette】は、障害を持つ人達にとっても、安全・安心な車両設計なのでしょうか?
こちらの【動画】で、トヨタ【e-palette】の構造や機能を是非ご覧くださいね!
車いす利用者が介助無しでも、乗り降りし易そうなホスピタリティを感じるデザインですね!
人為的な支援が必要な車として、色々な配慮を随所に感じられるデザインの車だと思いました!
危険を察知した時の非常停止ボタンも設置されていますねー。
あのボタンを「ポンッ」と押せば、停車するシステムはあったようです…。
この度のような“接触事故”を起こしてしまった事は…、
トヨタ【e-palette】の開発者などエンジニアの方や関係者にとっても、落胆した出来事だったのではないかなーと想像します。
“接触事故”で疑問に思ったのは、障害物を察知して作動する自動安全システムはなかったのかなー?ということです。。
現時点の報道内容では、不明点が残ります。
それにしても…選手村の“接触事故”は、人為的ミスが大きかったような気がしてなりません…。
(※2021年9月3日追記)
8月26日の“接触事故”以降、事故状況について新たに次の通り報じられていましたよ。
一部抜粋
トヨタなどによると、事故はパラリンピック選手村にある信号機のない丁字路をバスが右折する際に発生した。
バスは事故にあった選手とは別の人の存在を検知し、横断歩道の前でいったん停止。
その後、バスに搭乗するオペレーターが安全を確認しバスを発進させた。
すると左前方から視覚障害のある柔道男子81kg級代表の北薗新光(あらみつ)選手が横断してきたのをバスのセンサーが検知し自動ブレーキが作動。
オペレーターも緊急ブレーキをかけたが停止前に北薗選手と接触したという。
“自動ブレーキシステム”は事故時に作動していて、オペレーターも“緊急ブレーキ”をかけても間に合わずに“接触事故”が起きたようですね。
機械に頼り過ぎ → 人の危機管理意識が低下 → 事故
だとすれば、自動運転化に慎重になりそうですね。。
事故原因の追究は必要ですし、自動車会社の日本トップ企業が自社利益のため、あるいは将来的な人々の利益(になることを願う)のために技術開発を進めることは結構なことなのだと思います。
ただ、事故後の北薗新光選手へ謝罪して事は済んだ…みたいになるのだけは嫌だな~と思います。
人命に関わることや、明るく前を向いて人生を歩む心の持ち方より尊いものはあるのでしょうか…
北薗新光選手の今後の競技へのモチベーションを上げるサポートなどが、トヨタから見ることができたら良いのにな…と勝手に期待しています。(ぼやき)
選手村の“接触事故”原因とは?トヨタ【e-palette】
現在のトヨタ【e-palette】は、“自動運転レベル2”で「運転支援車」として走行できる乗り物(車)で、人の支援が必須といえます。
選手村で起こってしまった柔道 北薗新光選手(視覚障害)とトヨタ【e-palette】との“接触事故”は、何が原因だったのでしょうか?
一部抜粋
オペレーターの2人はトヨタの社員。
1人が発進や停止時のボタン操作を担当し、もう1人がドアの開閉を担っていたといい、事故当時はどこまで自動で運行を制御する状態だったのか、同庁は詳しく調べる方針。
2人は、人がいることには気づいていたが、(バスが来たことを認識して)横断をやめるだろうと思った、という趣旨の説明をしているという。
北薗選手は当時、白杖(はくじょう)を持っていなかったという。
横断歩道には交通整理の警備員もいたが、警備員やオペレーターは、視覚障害があることに気づかなかったとみられるという。
ちなみに、“白杖(はくじょう)”とは…
こちらの方が、右手に持たれている道具のことです。
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この報道によると…
柔道 北薗新光選手がほとんど見えていない状況にも関わらず、白杖を使っていなかったということに違和感を覚えます。
なぜ?
トヨタ【e-palette】に安全のために乗車していたハズのトヨタ社員2人と、歩行者の安全を確保するために配置されているハズの警備員。
一見安全対策をされている様に見える中で起こった“接触事故”は、人為的ミスによって起こされた事故と言えるのではないでしょうか?
また、歩行者の視覚障害の有無に関係なく、車を優先させた判断に問題があるように感じました。
「歩行者が気が付いて止まるだろう。」というのは言い訳で、危険な感覚だと思います。
オリンピックとパラリンピックは、開催期間を分けて行われます。
パラリンピック開催期間は、体が不自由な選手が世界から集まります。
いつも以上に、配慮が必要なのではないでしょうか?
そのため…
この度の“接触事故”は、被害者の方が選手否かも関係ない事例ではないかと思われます。
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北薗新光の視力 e-palette最高速度と事故原因は?のまとめ
今回は、東京パラリンピック2020 欠場を余儀なくされた柔道 北薗新光選手や、東京五輪最高位スポンサーでもあるトヨタの【e-palette】について、
- 柔道 北薗新光選手の病気(難病)は「網膜色素変性症」で、視力は公表されている2011年の記録で「0.02」だが、進行性の病気ということから、現在はそれよりも見えない可能性が高いと思われること
- トヨタ【e-palette】の最高速度は時速19㎞で、自動運転レベルは2、事故時の走行速度は1、2キロということ
- 選手村で起こった柔道 北薗新光選手とトヨタ【e-palette】との“接触事故”の事故原因は、“自動運転レベル2”で人的支援の必要な車であることと、国土交通省による指摘から、安全・安心の配慮不足による人為的なミスの可能性が高いと思われること
などが気になり調べてまとめました!
今後、車の技術レベルが向上して、「完全自動運転」が可能になったら便利で楽しそうです!
ただ、車の運転を完全に機械に任せるにはリスクが大きすぎると感じました^^;
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