こんにちは玉子です。
みなさんは春秋のお彼岸について、どんなことをご存じですか?
私はお墓参りをするとか、おはぎを頂くとか(食い気?)気づけば…ほとんど何も知らないままに大人になっていました^^;
ここでは、春秋のお彼岸に纏(まつ)わることについて、
- お彼岸とは?
- お彼岸の墓参り時期や意味は?
- お彼岸のお供え物にタブーはある?
- “三途の川”ってどこ!? 漫画 日本昔ばなしで見る彼岸と此岸の境界とは?
などについて調査してみましたよ~!
それではみなさんも一緒に、毎年必ず2度迎える春秋のお彼岸について確認していきましょう!
春秋のお彼岸とは?
春秋のお彼岸は、それぞれ7日間あるそうです。
お彼岸の7日間を決める基準となるのが「中日」と呼ばれる日。
さて、中日とは何ぞや…?と、調べてみると、
カレンダーにちゃんと記載されている“祝日”のことでした!
「中日」とは?
春のお彼岸=春分の日
秋のお彼岸=秋分の日
に、当たるそうですよ。
そして、その中日を挟んで前後3日ずつを含めた7日間が、春秋のお彼岸の期間になるそうです!
ちなみに…、
春分の日は通例、3月20日又は21日頃のいずれか1日です。
秋分の日は通例、9月22日又は23日頃のいずれか1日です。
春分の日、秋分の日は、“昼と夜の日の長さが等しくなる日”と言われていますね。
また、彼岸入り、彼岸明けという言い方を聞いたことがあるかと思いますが…
春秋のお彼岸の7日間の、最初の日が彼岸入り。
春秋のお彼岸の7日間の、最後の日が彼岸明け。
と、なるそうですよ。
こちらも読まれています!
⇩ ⇩ ⇩ ⇩ ⇩
お彼岸のお墓参り時期は、いつ?
また、お彼岸の7日間の中でも彼岸入りから彼岸明けまで、どのタイミングでお墓参りに行くと良いのでしょうか?
調べてみると…そこまで細かく考える必要はないようですね。
一般的には、先に記したお彼岸の7日間にお墓参りすると良いようです^^
春秋のお彼岸の意味とは?
そもそもお彼岸に、なぜお墓参りに行くのでしょうか?
春分の日、秋分の日どちらもお彼岸ですよねー。
春分の日、秋分の日は国民の祝日です。
2つの祝日に、似た意味はあるのでしょうか?
それぞれの違いや意味について、一緒に見ていきましょう!
春分の日の意味とは?
内閣府公式HPを経由した国立天文台HPによると「春分の日」について、次の通り記載がありましたよ。
一部抜粋
春分の日: 自然をたたえ、生物をいつくしむ。
春分の日は、森羅万象に神様が宿っているという八百万神(やおろずのかみ)のことを連想させられますね。
古来の日本人に農耕民族が多かった時代には、天の恵みや地の恵みなど、輸入に頼る現代よりも自然が身近にあった頃の方が、馴染みやすい考え方かも知れませんね。
(もちろん、海の恵みも、いと有難し。)
ただ、日々の食卓で頂く食べ物はどこの国で作られた食べ物でも、自然の恵み無くしては存在しません。。
スーパーに行けば、季節感もほどほどに大抵の食材は手に入る昨今。
年に一度くらいは自然の恵みに関心を持つ機会として「春分の日」は、あるのかも知れませんね^^
秋分の日の意味とは?
また、秋分の日についても国立天文台HPに、次の通り記載がありましたよ。
一部抜粋
秋分の日:祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ。
誰が欠けてもこの世に存在しなかった個人、日々忘れがちな先祖から繋がっている「命に感謝する」など…
年に一度でも先祖に想いを馳せるきっかけとして「先祖供養のために、お墓参りに行きましょう。」と、意識を促す日が「秋分の日」のようですね^^
ちなみに、お墓参りが難しい場合はあると思います。
例えば、お墓が遠方にあったり、ご高齢で足が悪かったりなど…
そういう場合などは、お仏壇に手を合わせることでも良い(先祖供養になる)そうです。
必要以上に気を揉む必要は無さそうですね。
ただ、全く誰も参らないお墓は荒れてしまうので、いかがなものかとは思いますけど。。
秋のお彼岸にお墓参りをする話をしておきながら、、ではありますが、
個人的には、思い立った時(都合がついた時)に行っても、充分先祖供養になると聞いたことがあります^^
例えば、お墓参りの日にちを重視するあまり、天候が優れなかったり、体調が優れなかったりする日などに無理をしてまで行くと…先祖様が心配するかも知れませんね。
一番大事なのは、“祖先を敬い、亡くなった人々をしのぶ”と言う心の持ち様に尽きるのではないかと思います。
お彼岸 お墓参りのお供え物や、タブーはある?
お彼岸 お墓参りのお供え物は「五供」が基本
さて、お墓参りには、お供え物を持参して行かれると思いますが…
どんなものが良いのでしょうか?
ここでは、日本に最も多い仏教について見ていきたいと思います。
宗派によっても異なるようなのでざっくりにはなりますが…
基本は「命への感謝の気持ち」が大切だということです^^
お墓参りのお供え物には供養の意味があるので、故人が好きだったものや旬の食べ物などをお供えすると良いようです。
故人を思いながらお墓参りの準備などをすると、自然と好きだったものを選ぶようになるのではないかなと思います^^
また、お供え物は食べ物や飲み物に限りません。
基本のお供え物として、“五供(ごく)”と呼ばれるのは次の通りです。
五供とは?
香(線香)
花(献花)
灯燭(ろうそく)
浄水
飲食(おんじき)
これらの5種類のお供え物が基本となるようです。
浄水は湯呑などに綺麗なお水を注いでお供えする、重要なお供え物です。
例えば、お墓参りの際は、お菓子や果物、ジュースやお酒などをお供えに持参される方も多いのではないでしょうか?
墓石が汚れないように、食べ物を直に置かないようにしましょう!
また、袋に入った食べ物は香りを楽しんでもらうという意味合いから、袋の口を開けてお供えすると良いそうですよ。
(湿気るわ~とかは、、此岸の都合です。あくまで、お供え物としての在り方です。)
お供え物の食べ物はカラスや野生動物などに荒らされないように、必ず持ち帰り頂きましょう!
また、持ち帰ったお供え物はお仏壇にお供えしても良いそうですよ。
こちらも読まれています!
⇩ ⇩ ⇩ ⇩ ⇩
お墓参りのお供え物のタブーとは?
また、お供え物にタブーなどあるのでしょうか?
いくら故人が好きだったからと言って、どんな食べ物でもOKという訳では無さそうです^^;
仏教でタブーとされるのは、“五辛(ごしん)”と呼ばれる、辛みのある食べ物だそうですよ。
五辛とは?
にら
にんにく
ねぎ
らっきょう
はじかみ(しょうが、さんしょう)
古来から仏教では、匂いや辛みが強い野菜を頂くことをタブーとしていたことが理由だそうです。
個人的には、お墓参りをした際に他人様のお墓でも一度も見たことはない“五辛”です…。
あまり心配はいらない種類の食べ物だと思いますが、せっかくの機会なので知識程度に。。
また、先述のお供え物“五供”のタブーいうと…、
「香(線香)」は火を灯してからお供えしますが、口でふーっと息を吹きかけて消すのはタブーとされます。
その理由は、”仏様に人間の息を吹きかけてはいけない“という考えがあるからだそうです。
その他には、仏花と言えば菊が代表的ですが、故人が好きだったお花や季節の花をお供えするのも良いそうです^^
ただし、お花の種類によってはトゲのある植物もありますよね。
ケガの危険と攻撃的な意味合いを含むため、墓前にはタブーとされています。
また、散ってお墓周りを汚しやすいお花、芳香が強すぎるお花はタブーとされるようです。
周囲への配慮が求められるのは、此岸(この世)においても同じなのですね^^!
”三途の川”を、漫画【動画】で見よう!
彼岸は“悟りの境地であの世”を…、此岸(しがん)は、“煩悩に囚われたこの世”と…表現されます。
また、冒頭でも触れましたが、春秋のお彼岸は“昼と夜の日の長さが等しくなる日”であることから、「あの世とこの世の距離が近くなる日」とも言われているそうですよー。
昔から、あの世とこの世の間に流れるのは“三途の川”と言われています。
“三途の川”とは何ぞや…と、半ば幻想的な感じがしなくもありませんが、、
あの世に行くかもしれないどっちつかずの境界の“三途の川”を渡る人間模様を、コミカルに描いている漫画を見つけましたよー。
それは、あの名作 日本昔ばなしの「地獄のあばれもの」という作品です。
こちらの【動画】を、是非ご覧くださいね!
こうして見ると…
彼岸と此岸を隔てる“三途の川”がそれ程、オドロオドロシイものでも無いように思えてきますね^^
こちらの漫画の閻魔大王が少々可哀想ではありましたが、
漫画「地獄のあばれもの」では、あの世の入り口では天国か…地獄か…のジャッジの曖昧さもありました。
彼岸に行くまでの苦行でも此岸の人間的な煩悩が描かれていて、興味深い作品だなーと思います^^
名作漫画を通じて、“彼岸と此岸”、“三途の川”の世界観に触れると、ほっこりするものですね。
こちらも読まれています!
⇩ ⇩ ⇩ ⇩ ⇩
彼岸とは?墓参り時期と意味やお供えタブー 漫画で見る三途の川のまとめ
今回は、毎年必ず2度迎えるお彼岸やお墓参りのお供え物のタブーなどついて、
- お彼岸とは「中日」と呼ばれる、春分の日と秋分の日を挟んだ7日間のこと。
- お彼岸の墓参り時期は春秋のお彼岸の7日間で、春分の日の意味は“自然をたたえ、生物をいつくしむ”で、秋分の日の意味は“祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ”ということ。
- お彼岸のお墓参りの基本的なお供え物は“五供”と呼ばれる5種類とされ、お墓参りのお供え物のタブーは“五辛”と呼ばれる辛みや匂いの強い食べ物などがあったりすること。
- 三途の川は彼岸と此岸の境目にある場所とされており、漫画 日本昔ばなしの「地獄のあばれもの」では、人間の煩悩を巧みに描かれたユーモアのある作品に登場していること。
などが気になり調べてまとめました!
お彼岸について少し知ることによって、何気なく毎年お参りしていたお墓参りに対する意識が僅かながら深まったのではないでしょうか^^?
コメント