こんにちは玉子です。
2021年8月30日から9月12日にかけて行われた全米オープンテニス2021が、今年も遂に終わりました。
女子シングルス決勝ではエマ・ラドゥカヌ選手(18歳)と、レイラ・フェルナンデス選手(19歳)の新星の登場に会場が沸き…
男子シングルス決勝ではダニール・メドベージェフ選手が、あの世界王者ノバク・ジョコビッチ選手に勝利し、初の四大大会(グランドスラム)優勝を果たすという偉業を収めましたね!
ここでは、毎年開催されている優勝賞金が高額なことでも知られる“全米オープンテニス”について、
- 全米オープンテニスの賞金は、なぜ高い?
- 全米オープンテニスのスポンサーの特徴とは?
- 全米オープンテニス2021の賞金総額は、過去最高!
- 全米オープンテニスの賞金は、どこから出ている(捻出されている)のか?
などについて調査してみましたよ~!
それではみなさんも一緒に、“全米オープンテニス”の賞金の仕組みについて確認していきましょう!
全米オープンテニスの賞金は、なぜ高い?
“全米オープンテニス”の経済効果は、世界のあらゆるスポーツイベントの中でも群を抜いて高いと言われています。
“全米オープンテニス”開催地 アメリカ・ニューヨーク市郊外には、毎年約70万人ものテニスファンが試合観戦を楽しみに来場しているそうです^^
そのため、ニューヨーク市には約900億円の経済効果を生んでいるとか!
ビックなスポーツイベントは、“全米オープンテニス”の他にもアメリカにいくつかあります。
それらと比較した時の“全米オープンテニス”の経済効果の高さについて、次の通り報じられていましたよ。
一部抜粋
アメリカ最大のスポーツの祭典と呼ばれるスーパーボール(NFLの決勝戦)における経済効果は、約350億円であるため、この数字と比較しても、全米オープンは巨大なスポーツイベントであると言える。
また、全米オープンを運営する全米テニス協会(USTA)のチケット売上、スポンサー料、放映権などによる総収入も去年約330億円以上となり、こちらも年々数字を伸ばしている。
ちなみにNFLとは…
(National Football League)のことで、アメリカのプロアメリカンホットボールリーグのことです。
14 completions. 20 attemps. FIVE @Jaboowins TOUCHDOWNS.
The man couldn’t be stopped in Week 1. ⚜️🙌
(by @CourtyardHotels) pic.twitter.com/2Iae9URtIf
— NFL (@NFL) September 13, 2021
アメリカで最も人気がある30年以上の歴史あるスポーツです。
アメリカ国内だけでも、毎週1億人を超えるNFLファンが観戦しているとのことから生活に根付いた国民的スポーツであることがわかります。
そんな絶大な人気のNFLよりも…
“全米オープンテニス”の賞金総額が高額な理由は、経済効果が期待できることを見据えた、後述しているスポンサーの特徴が関係しているようですよー!
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全米オープンテニスのスポンサーの特徴とは?
テニスはお金持ちのスポーツというイメージがある方が多いと思いますが…
そのイメージ通りに、富裕層にはテニスファンが多いという特徴が明らかになっているようですよ。
一部抜粋
Forbes JAPANによると、2014年の全米オープンの観客の平均世帯収入は16万1,000ドル(約2,000万円)、80%以上が大卒以上の経歴を持っており、非常に裕福で教養のある観客が集まっているという。
そうした観客の特徴を踏まえて、全米オープンでは高所得層をターゲットにしたスポンサー企業が名を連ねている。
“全米オープンテニス”の観客の趣味嗜好に合わせたスポンサー選びは、一流のブランドを身に付けることにステータスを感じる富裕層の満足感をくすぐるものだと思います。
例えば、テニスコートのネットの両脇に施されたMercedes-Benz(メルセデス・ベンツ)のマーク。
こちらの【動画】でも、その様子をご覧いただけますよー。(※約35秒)
その他にも、選手を囲む壁面一体のそこかしこに様々なスポンサー企業のロゴが配置されていますね!
テニスを支援する一流企業のスポンサーが名を連ねる会場風景からも、“全米オープンテニス”が非常に注目されている大会と言うことが伝わってきます。
全米オープンテニスのスポンサー企業とは?
それでは、“全米オープンテニス”のスポンサーはどんな企業が支援しているのか見ていきましょう!
ここでは、最も最近の資料として見つかった2018年のオフィシャルスポンサーと、オフィシャルサプライヤーについてご紹介します。
※スポンサー契約は複数年に渡り契約する場合も多く、頻繁に変わるものでもありません。(ご参考までにご覧ください。)
全米オープンテニスのオフィシャルスポンサー(2018年現在)
オフィシャルスポンサー |
American Express(アメリカン・エキスプレス) |
Chase(チェース) |
Emirates Airline(エミレーツ航空) |
J.P. Morgan(J.P.モルガン) |
Deloitte(デロイト) |
evian(エビアン) |
IBM(アイ・ビー・エム) |
Mercedes-Benz(メルセデス・ベンツ) |
Polo Ralph Lauren(ポロ・ラルフローレン) |
Rolex(ロレックス) |
Spectrum(スペクトラム) |
Westin Hotels & Resorts(ウェスティンホテルアンドリゾート) |
テニスのスポンサーといえば、やっぱりRolex(ロレックス)やベンツのマークのインパクト強いですね^^
例えば、IBM(アイ・ビー・エム)の社員や家族のテニスファンも、“全米オープンテニス”の観客として応援しているのかも知れませんね^^
セレブだなー。。。
「社員優待観戦チケットとかありそう…」とか、ちょっと妄想してしまいました^^;
全米オープンテニスのオフィシャルサプライヤー(2018年現在)
オフィシャルサプライヤー |
Grey Goose(グレイ・グース) |
Heineken(ハイネケン) |
Lavazza(ラバッツァ) |
Mount Sinai Health System(マウント・サイナイ・ヘルス・システム) |
The New York Times(ニューヨークタイムズ) |
Ticketmaster(チケットマスター) |
Tiffany & Co.(ティファニー) |
Wilson(ウィルソン) |
ちなみに、スポンサーとサプライヤーの違いを調べてみると…
スポンサーは金銭的支援を指し、サプライヤーは物的支援を指すそうですよ。
ただ、選手個人を支援するスポンサー企業でいうと…
金銭的支援を単独に行う企業や、ウェアや、テニスラケット、テニスボールなどのスポーツギア(用具)による支援と金銭的支援の両方を行う企業など…
スポンサー企業によって様々な方法で支援を受けている選手は多いと思います。
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特に、スポンサー企業による支援金額は公表されないことから、世間に知れ渡る時は業界関係者伝いで噂話のように報じられる場合が多いようです^^;
詳細は分からないため、ここに表記したスポンサー企業の支援内容が必ずしも金銭的支援のみとは限らない可能性はあります。
全米オープンテニス2021の賞金総額は、過去最高!
毎年、“全米オープンテニス”はアメリカ・ニューヨーク市郊外で開催されています。
開催期間は、約2週間で行われます。
Novak Djokovic, you are the greatest tennis player in history, says Daniil Medvedev after winning US Open 2021 pic.twitter.com/lJhjvSdhQv
— Times No1 (@no1_times) September 13, 2021
全スポーツの中で比較しても、“全米オープンテニス”の賞金総額はべらぼうに高いことでも有名です。
また、賞金総額の推移は増加傾向にあるそうです。
2021年の賞金総額は…
なんとっ!
5750万ドル(約63億円)で過去最多です!!
以前は賞金総額の内、優勝した選手に優勝賞金を多く支払われていたそうです。
しかし、トップ選手に偏りがちだった賞金の割合に疑問を呈したテニス選手たちの意見が反映されて変化があったそうですよ。
一部抜粋
優勝賞金は各250万ドル(約2億7000万円)と昨年より50万ドル(約5500万円)少なくなった。
主催者が選手側などと話し合い、スーパースター以外の選手らも賞金をもっと受け取れるように配慮した。
同じトップ選手が、世界ランキング上位で活躍し続けることは多いと思います。
大体、トップ常連選手は どの大会でも見かけますよね^^
そうなると、大会毎との不公平感のみならず、複数の大会を通して特定の優秀な選手に賞金が偏りがちになります。
少しでも不公平感を減らす目的があったようです。
遠征などに多額のお金が必要なテニス選手にとって、賞金の割り当ては深刻だったようですね^^;
グランドスラムでは、賞金の30%は税金として納めなければならないそうです。
結構大きな金額ですよねー。
タイトルを獲る優秀なテニス選手の母国にとっても、多額の税金を納めてくれる貴重な国民のようですね^^;
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全米オープンテニスの賞金は、どこから出ているのか?
スポンサー、放映権料、観戦チケット収入…
“全米オープンテニス 2021”の賞金総額が約63億円と高額なことに、驚きを隠せませんが…
テニス選手を称えるための賞金は、どこから出ている(捻出している)のでしょうか?
そもそもグランドスラムを支えているのは、主にスポンサー企業だと言われています。
また、放映権を持つメディアの存在は大きいようです。
その他には、観戦チケットの売り上げも大会の大きな収入源ということが、2020年に無観客で行われた“全米オープンテニス”の賞金総額の減額に影響したことからも伺い知れます。
先述の名だたる一流企業によるそれぞれのスポンサー料の詳細は分かりませんが、選手に渡る賞金以外にも大会運営費が掛かります。
約63億円という賞金総額を準備できるだけの想像を絶するような大金(昨年の大会収益は約330億円超え)が、“全米オープンテニス”の舞台裏でうごめいていると思うと…、
ドキドキしてきませんか^^?
“全米オープンテニス”は…
アメリカの代表的なスポーツエンターテイメントの一つであり、「ニューヨーク経済を潤すために欠かせない大イベントなんだ!」と…、
日本では考えられないイベント規模・経済規模の大きさに改めて衝撃を受けました!
グランドスラムにおける選手の優遇措置について
ちなみに…
グランドスラムでは本選出場選手の宿泊代は、基本的に大会側が持つことになっているそうですよ。
テニス四大大会(グランドスラム)について
- 全豪オープン(オーストラリア)
- 全仏オープン(フランス
- ウィンブルドン(イギリス)
- 全米オープン(アメリカ)
そのため、強い選手ほど多くの賞金を獲得できる上、宿泊費が掛からないシステムになっているそうです。
金銭的な面だけの極端な見方をすると、勝てば天国負ければ地獄…ほどの違いがあるのですね^^;
もちろん、それ以外の経験値を増やすという意味ではその限りではありません。。
しかし、余程裕福な家庭に生まれ育ち、理解と援助を受けるなどの特例でなければ、選手生命を維持していくことが危うくなるのは事実なのではないでしょうか?
Pure happiness under the lights in New York 🌃🗽❤️ pic.twitter.com/j5721WEEaL
— Emma Raducanu (@EmmaRaducanu) September 10, 2021
テニス選手にとって、海外遠征費用(飛行機のチケット代、宿泊費など)は毎度頭を悩ます問題だそうです。
大会に出て勝利を勝ち取り世界ランキング上位に上りつめなければ、プロテニスプレーヤーであり続けることは金銭的にもかなり厳しいと思います。
今回、選手が手にする賞金について調べていく中で、
「私たちがテレビ中継で観戦しているプロテニス選手は、本当に限られたエリート選手なんだ…」ということを改めて感じました^^
今後、試合観戦する時は、テニス選手が一点一点入る毎にガッツポーズをとる意味がより深く感じられそうです!
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全米オープンテニスの賞金なぜ高い?どこから?スポンサーの特徴のまとめ
今回は、“全米オープンテニス”の賞金の仕組みについて、
- 全米オープンテニスの賞金がなぜ高いのか?その理由は、大都市ニューヨークで莫大な経済効果が期待できるから
- 全米オープンテニスのスポンサーの特徴は、平均世帯収入が年収約2,000万円の高所得者をターゲットにしたスポンサー選びがされているということ
- 全米オープンテニス2021の賞金総額は、過去最高で約63億円だったこと
- 全米オープンテニスの賞金は、どこから出ている(捻出されている)のかは、主にスポンサー企業による大会支援と、放映権料を支払うメディアや試合観戦チケット収入からだということ
などが気になり調べてまとめました!
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